議会報告

平和台保育園についての陳情の署名が現在、1469筆集まっております。
ご協力ありがとうございました。引き続き署名のほうは集めておりますのでよろしくおねがいします。

 3月11日(月) 健康福祉委員会で平和台保育園の陳情236号の審査が行われました。
以下、簡単に報告します。

 結論から言うと、残念ながら採決に到らず「継続審議」に。
 鎌田委員(共産)、菊池委員(ネット)、池尻委員(市民の声)から陳情要旨に与する質疑・討議がなされ、3議員とも事業者につけられた「評点」を問題にし、それぞれ白紙撤回を求めました。

 主な論点
●総合評点7割をはじめて割る選定

 そもそも区が考える評点の最低基準が総評価の60%であることが明らかに。
 光4の時は「おおむね7割」と明記されているにもかかわらず、計画調整担当課長は「今も変更はない」という答弁。  
 指定管理者の場合は厳密に7割を下回ったら選定しないという規定があるそうだが、今回は選定後の重油流出事故発覚、園長候補のすげ替え、という異例中の異例に、さらに過去最低点の7割切りで選定されている。

● 大きなばらつきの評点結果を隠蔽

 選定委員会で「評価にばらつきがあった」としながら、その具体的中身は公表しない。理由は、「園のトップの評価であるため」?? 「1点をつけた人はいるか、1点のついた項目はあったか」という、評価者を特定しない客観的な事実関係を問われてすら、ひたすら「適切でない」として理由なく情報隠蔽。この項目が、「保護者の不安や不信、混乱があるという前提での「候補者の対応能力」。そもそも選定委員会で「評価に大きなばらつきがあった場合の評価点の取り扱いについて、今後、検討が必要」とされており(区の資料2)、最頻値という評価法自体が委員会内で問題含みとされている。

● 「漠然とした不安」発言
 保護者が当然抱く不信や不安、混乱が3議員から指摘された。これに対し、大塚課長は「漠然とした不安」「これといった具体的なものではなく、漠とした不安」と再三言い放つ。
 当日委員会に配布された資料(後出)<別添1>には、区が平和台保育園に実施したアンケート結果と、区、選定委員会、(株)集英社に対する保護者の自由意見とが記載されている。

後者から少しく拾うと(文言は区の再録ママ)、
・重油流出事故について
「事故そのものについてよりも、この件について区が知らなかったこと」
「情報収集が不十分なままに委託を進めている区の体制」
「事故を把握できなかった区や選定委員会に対する不信感」、
「会社の隠蔽体質」、またそうだとすれば
「重大な事故が起こった場合、正確かつ迅速な報告が区や保護者に伝わるのでしょうか?」
「人的被害のあるような事故が起きた場合、この事業者はどういった対応をとるのだろう……。責任の所在は区にあるのか、事業者にあるのか、うやむやにされそうで正直怖いです」
「子供に対して何かあったときにも隠しかねない」
「子供の生活や命を託すことは出来ません」
事故処理や対策を施したという経緯が「質問状に対する回答を読んでもよく分かりません」
「事業者の受け身の業務引継ぎと職員への注意連絡が行き届いていない点が、これから子供を預ける上で不安に感じずにはいられません」
・現地視察をしていないこと、選定委員会について
「認可保育園を受託していることが応募の条件であるとすれば認可園を視察するのがルールだと思う」
「選定委員のスケジュール調整がつかない、経費の問題等で現地調査部の報告で代えたのは納得できない」
「保護者の要望として、東京近郊のところが望ましいと意見を出していたが、近郊以外にもよい事業者があるとの回答だったと思う。遠方への視察の予算・予定も考慮しての計画なのではないのか!」
「選ばれた委員なのですから、一人でも欠席するとその影響は大きく、全員参加した上で委員会開催が当然と思います」
「なぜ保護者の意見は聞いてもらえないのでしょうか? なぜ子供たちにとって大切な選定を保護者の意見なくして内部の合議体で決定できるのでしょうか?」
・園長候補の選定・再選定について
「保育士においても急な変更等が安易に行われるのではないか」
「すでに委託されている4園のうち3園は園長が変わったと聞きます。はじめは混乱したものの、園長が変わったので落ち着いたとのこと。それだけ、園長先生の存在が重要であるということなので、とても不安です」
・選定や区の決定経緯について
「保護者へは最後の最後形式的に行うだけなのか」
「保護者と話し合うと言いつつ、こちらの意見は残念ながら聞いていただけません」
「区の委託のビジョンに一番大切な『子供』を考えている姿勢が少しも見られません」
「この状況を知っていても委託を進める練馬区に不信感が強い」


これらは、27項目に及ぶ意見陳述(うち3件は容認ないし諦念ととれる)から一部を抽出したものにすぎない。それでも長く引用したのは、平和台保護者は極めて具体的に、あるいは相応の根拠をもって不信や不安を表明していることを示すためである(議会に提出され公になっているのでとくに書いた方々の許可無く引用しました。悪しからず)。大塚課長は「これといった具体性のない」「漠然とした不安」と2度、3度と繰り返し言っている。

● 区の責任放棄「マイナスからのスタート」
 保護者の不安は「漠然」としたもの、という誤認識、歪曲した事態あるいは主観的印象に立って、同課長は、保護者が事業者と園長候補に会えば、保護者の不安・不信は解消する旨、どこまでも倒錯した答弁に夢中。混乱、不信・不安の存在を認めながらその収拾は事業者に丸投げ。では解消しなかったらどうするのか? 菊池委員から「すべて事業者任せで区の責任が見えてこない」という指摘には、「確かにマイナスからの出発点」とまで。マイナスからスタートする選定って一体。。。
 他に、柳沢委員(公明)から、アンケート回収、説明会への参加数が少ないという指摘、白石委員(民ク)から、準備委託期間等(4月から)が確認された。

● 議会軽視
 冒頭から会派という名の多数決ゲームを見せられ意気消沈。これまで副委員長の池尻委員が、長期欠席中の田代委員長(本来議長を務める)に代わって委員長(議長)を代行してきたが、陳情審査の討議にまわるために交代を表明(議長は原則質疑できないため)、自民公明は抵抗、ひと悶着あって、ようやく池尻委員は討議の資格を確保した。宮原委員は「公明党としても大変遺憾……。はじめから副委員長を受けなければいい」と同党の委員長の長期欠席は棚上げして逆批判。発言の機会すら封じ込めようとする議会って一体何なのか。代行議長に立ったかしわざき委員は「自分も発言したかった」、上野委員(自民)は「発言の機会を奪われた」と、むしろ逆表明。実際の会派の発言は「もちかえる」だけ。 

 当日30分前に初めて委員に配られ閲覧できるという資料1,2(計46頁)を元に、大塚課長が経緯を報告。推進派の自民・公明は、会派として「持ち帰って次回発言」という姿勢。上野議員(自民)は真っ先に手を挙げ「しっかり読み込んで次回発言したい」とすでに継続審議モード、のちの 陳情要旨 [1](平和台保育園保護者の意向を十分に尊重すること)だけでも今日採決を、という菊池委員(ねっと)の要請に対しては「ふざけんな」の野次。

 最たる議会政治の侮辱は、この日の陳情審査の前に、区長決定が下され事業者が決定した通知が平和台保護者に送付された点。池尻委員が議会軽視と追求。同課長は「14日に説明会を開きたいので」とあくまでスケジュールの話、中村児童青少年部部長が「今回は異例」「議会との関係は反省すべき」と認めたが、一旦白紙に戻すようと求められた文書が撤回された様子はない。

 保護者への説明会の一つ覚えが「ご理解賜りたい」であるとすれば、議会での一つ覚えは「不適切で言えない」であるらしい。倒錯した議論をつづける区、それを許す議会。保護者の要望は溝にすり落ちる。議会政治が陥りがちな落とし穴に、相も変わらず好んではまりつづけている姿に幻滅しきり。

 他にもいろいろあると思いますが、当座これまで。乱文、長々済みません。該当園の複雑にならざるをえない胸中は察するに余りあります。他園でも問題点の共有に役立ていただけたら幸甚です。 

なお、委員会当日に委員に配布された区の資料1,2は、区議会事務局で申請するとコピーすることができます。
 
以上
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練馬ふぼれんは、区内の保育園の父母会や保育園に子どもを預けている父母があつまって活動している会です。正式名称は「練馬区保育園父母連合会」といいます。詳しくは、父母連ホームページをご確認ください。

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